顎関節症が非常に厄介な疾患であるとわかったのは、ISO9001を取得して5年以上も経ったあとでした。
私は虫歯を取り除き、歯の機能を正常にして正しい噛み合わせに導けば、治療は必ずうまくいくはずだと考えていました。
しかし、ISO9001の手順に従った方法で治療法を改善しても、治療がうまく行かないケースがあることに気がついたからです。
そして歯科医師として原因を科学的に考えた結果、顎関節症のような複雑病態を示す疾患の場合は、我々が目には見えない、さらには測定すらできないエネルギー*に影響を受けているという結論せざるを得ず、「気」というエネルギーを扱う東洋医学を深く勉強、習得することなったのです。
*エネルギーとは?・・私たちの周りには、放射線や電磁波、磁気力など、人間が検知しにくいたくさんのエネルギーが存在しています。
それらは我々の体に様々な影響を与えています。物理学者は、宇宙の90%以上は現代科学では測定不明な物質ダークマター(エネルギー物質を含む)で構成されている結論づけています。
歯科治療とエネルギーの関係
①.歯に溜まるエネルギーとは?
②.成長とともにエネルギーは蓄積される
③.感受性が高い人はエネルギーの影響を受けやすい。
①.歯に溜まるストレスエネルギーとは?
歯は日常生活や外界から受けるあらゆるストレスエネルギーを溜めやすい場所です。
歯が体の中で最も固い物質であり、レントゲンでも白く映ります。白く映るということはx線のエネルギーが歯に吸収されたことを意味するからです。
歯に溜まってしまったエネルギーは全身に影響が及ぼすことがあります。
「歯科治療はその溜まったエネルギーを取り除く役割を持つ」と私は考えます。そして術者によってエネルギーを除去できる能力が異なり、それが東洋医学でいう「気」と深い関係を持っているのです。
歯は体の中で最もエネルギーが溜まりやすい場所はこちら
②.成長とともにストレスエネルギーは蓄積し、顎は歪ます。
歯がエネルギーの影響を受けやすいのと同じく顎の骨もエネルギーの影響を受けやすいです。
「感受性の高い人は影響が強く出る」ため、顎関節症になりやすい人とそうでない人がいるわけです。
影響の出やすい人の場合、歯、骨格、筋肉に、赤ちゃんとして生まれる前から影響を受けています。
お母さんが不安を感じていたり、過酷な環境下、母体の状態が悪いと、赤ちゃんが成長する過程で歪みが大きくなり、お子さんが顎関節症やアレルギーなども問題が出る可能性が高まります。
つまり、妊娠前にはお母さんの「気」の流れを安定させておくことはとても重要なことなのです。
私の医院で歯の治療を受ける前の一人目の子供の出産は難産だったのに、歯の治療と歯列矯正をした後の出産は安産で子育ても楽だったという方が多いです。
エネルギーは自然と除去されたりするのですが、加齢や増加するストレス量によって排出が追い付かなくなったり、身体の代謝や、経絡などの詰まりによってうまくエネルギーを排出できなくなることで、顎関節症は発症します。
③.感受性が高い人はエネルギーの影響を受けやすい。
顎関節症の患者さんは非常に繊細な人が多いです。
芸術家やクリエーターなど感性が高い人や緻密で繊細な仕事をする人が顎関節症になりやすいです。
これは、繊細な仕事やクリエイティブな仕事は、感性の豊かさ求められます。
完成とは、目には見えない宇宙に存在するエネルギーを受けるということにほかなりません。
このようなエネルギーを過度に受けた結果、自分のキャパシティーを超えて顎関節症を発症してしまうのです。
そう考えると顎関節症とは、非常に複雑な症状と絡み合っていることは当然と考えられるのです。
そして、最終的には自身にかかるストレスエネルギーをコントロールする必要があるのです。