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ゴールドを用いた修復治療

ゴールドは、口の中で最も長持ちし、歯科も噛み心地、材料の安定性では他に追従するものはありません。

 

瀬戸物はすぐに割れる、レジンは擦り減ったり虫歯になり易いいという点では、遠く金に及びません。

 

1.当医院で使用している金属(インレー用)・・・JRVT-PF(パラジュウムフリー)

(金含有量80%以上パラジュームは含まれていません)

 

被せものよりも、インレー(歯に詰める形態の修復物)のほうがマージン(歯と詰めものの境界のこと)

が長いので、適合は難しくなります。

 

この金属は、鋳造で融解すると、卓越した細部の流動性をもちます。つまり削った歯の型の細部までの再現性が高いことを意味します。

 

この金属の伸び自体も非常によく、すり合わせ(金属を伸ばして歯との境界部の適合性を高める)が行い易いです。適度な金属の柔軟性があり、噛んだ感覚がとても心地良いです。

 

2.当医院で使用している金属(ブリッジ、コアー用)・・・

当医院で使用しているコアー、ブリッジ用のゴールドは非常に生体親和性が高い材料です

 

上の写真は、ゴールドを正しいステップにて作成したものです。

 

拡大部分を見ても金属と歯との境界に隙間は確認できないほど完全に合っています。

 

ゴールドは技工士さんですら自分に使ってほしいと思っている最高の材料です。歯に対して適度にすり減ってくれるので、自分の歯に対して悪い作用がほとんどありません、

 

セラミックは見た目がきれいですが、歯より固いので長い間の使っていると自分の歯を削ってしまいます。

また歯に対する適合性は、ゴールドに遠く及ばす、歯の削る量も非常に多く、自分の歯を失ってしまうのです。

 

これらお口の中できちんと機能する金属を選択するには確実な選択眼がないと不可能です。私は20年以上技工を自らやってきて現在の金属の選定に至りました。

(カラットとは24カラットの金を純金としてそれに対する金の含有量を数字で示したもの)程度しかない金を入れたりする先生も中にはいらっしゃいます。14カラットぐらいしかないと金としての十分な特性は示しません。

 

金の含有量は80%(おおむね20カラット)程度以上はないと金としての良さが得られません。