私の歯と身体の関係の体験談
私がまだ中学生だった頃、検診で虫歯が見つかったため、歯医者さんで治療を受けることになりました。
何しろ45年以上昔の話で当時は歯医者さんは大変混み合っていて、待合室に人が溢れ、履くスリッパもすでないほど混みあっている状態で歯科医院は医院は大繁盛でした。
大変急がしそうで院長の息子さんが必死に患者さんをさばいている様子でした。
1時間ぐらい待たされた後、右上の奥歯の治療をしてもらい、処置は10分程度で終わりました。しかし、家に帰ってからなんとなく噛み合わせに違和感を感じました。
前回で治療は終わっていまし、歯科医院も大変混み合っているのでそう簡単に予約も取れそうにありませんでしたし、当時は噛みあわせを細かく調整してもらうという意識もありませんでしたので、そのまま放置していたところ、翌日から原因不明の便秘に襲われました。
私はどちらかというと下痢になるタイプで、便秘になったのはこのときが生まれて初めてで、非常に驚きましたし、原因といっても歯の治療以外は考えられませんでした。
とにかくお腹が張っているのにまったく出る気配がありません。いわゆるしぶりっ腹でした。
そのような状況は2週間以上も続きました。今まで体調不良になったことが無かったのでとてもつらい経験でした。
やっぱり、歯の治療が影響しているのだろうな?と思いましたが、だとしてもどうしてよいかわからなかったので、自然に治るまで待つしかありませんでした。その後便秘は徐々に収まりました。
酷い便秘の再発
実はこのようなお腹に来るひどい症状は、大学6年生のときにも起こりました。このときは先輩に左上の奥歯を治療してもらい、かぶせ物を作ってもらいましたが、そのときも、どうも噛んだ感触がしっくりこなかったのです。かぶせる前に、随分と調整し、高さは良くなっていたのですが、家に帰ってから顎を左右に動かしたときに強くぶつかる感触がありました。
このとき治療をしていただいた先輩は当時大学院生でしたが、随分と虐げられた大学院生活を送っている方でした。
それ以来、便秘のようなでそうで出でない渋りっ腹の状態になって、お腹は張っていて苦しいので、近所の何軒かの内科に診察してもらいましたが、いずれも整腸薬を出されただけで終わりました。
暫くすると症状がひどくなり、背中に湿疹がたくさん出はじめ、掻くと出血するようになりました。
これもとても悩みの種だったので皮膚科も何軒か受診しましたが何も変わらなかったので、大学の医学部の皮膚科にかかったところ、たまたま教授が診療してくれました。
すごくラッキーだと思って、診断をしてもらっていると、見学をしていた学生たちに向かって「これは腫瘤?、膿瘍?どっち?」と聞いていました。
私は、「そんなことどうでもいいか良きちんと治してくれ!」と心の中で叫んでいました。
当時から私は皮膚にできる疾患は、皮膚だけの問題ではないと聞いたことがあったので、原因を知りたかったし、原因から治してもらい、すっきりしたかったのです。
渋りっ腹になったのはいずれも歯の治療後だったので、歯の治療が関係するのではと思いましたが、全く見当が付きませんでした。
結局その教授が処方してくれたのは近所の開業医とまったく同じ抗アレルギー薬とステロイドの軟膏で、正直悲しかったです。大学病院の教授だから少し違った目線で診断をしてくれるだろうと期待していたからです。
このとき以来私は内科医や皮膚科医に頼るのをあきらめました。
代替療法の先生との出逢い
そのときの湿疹やお腹の張りは当分の間治りませんでした。
そして開業してからしばらくして、月に1回ほど突然の腹痛に襲われ、お腹が痛くてトイレから出れなくなり、20分ぐらい冷や汗をかいて苦しんでいると、暫くして収まってトイレから何とか出られるといった恐ろしい症状に悩まされるようになっていました。
このような症状は整体(柔術整復師の免許を持っている先生)、オステオパシー(アメリカでは正式な免許ですが日本には免許のない専門学校がある)などに10年以上通い続けて、40台の中ごろになってようやく少し良くなってきましたが、完全に治ったわけではなく、特に背中の湿疹の痒みやひっかいた後が跡はなかなか治りませんでした。
整体の先生やオステオパシーの先生は、内科や皮膚科の先生が全く指摘してくれなかった様々な身体の悪さをいくつも指摘していました。私も始めはかなり疑っていました。病気でもないし、健康管理もしているのにいつも悪いといわれることに腹を立てていた時期もありました。
だだし病院では検査で正常で問題なく、お医者さんは根本から治る方法を知っているように見えませんでした。なのに私には我慢しがたいほどの辛い症状がありました。施術を受けると完治はしませんが明らかに調子は良くなるので、たとえ医師免許を持っていなくても、私にとって正しいことに近いことを言っているのではないかと考えるようになりました。
このとき、整体やオステオパシーの先生の話から医者が診ているものとは違う観点で身体をみていることに気が付いたのです。
整体の先生は氣の流れが悪いといい、オステオパシーの先生は体の固まり具合やそれに伴う骨格のバランスが悪くなっているといっていました。病気とまで入っていませんが、身体を触ると悪い状況がわかるようでした。
オステオパシーの先生も整体の先生も、沢山の医者や歯医者さんも施術していて、この職業に関係ある人は例外なく体の状態が悪いとよく話していました。
その話を聞いて私が体調不良になったタイミングを思い出しました。
高さの調整が不十分で体調不良になったこともなることも原因の一つではあると思いますが、それ以上に治療を行う先生の体調は治療結果に大きく影響するかもしれないと直感したのです。
氣の流れが見える先生
初めに出逢った整体の先生は「氣」の流れが見えるといっていました。施術をするとそれが流れるようになると話していました。
私にはそういった能力は無いので、「そうなんだ」と聞いていました。確かに施術をしてもらうと身体がすっきりするので、何かが変わっているだろうとは予想がつきました。
私は調子が良くなるので、自分の知り合いや、患者さんを紹介するようになりました。
先生の院は混みあうようになってきて、繁盛していましたが、だんだん先生の様子がおかしくなってきたのです。
これが見えない氣の影響によるものであることはなんとなく気が付きました。
そのうち先生に私の施術を断られてしまい、オステオパシーに通うようになりました。残念ですが、今その整体の先生は施術していないです。もしかしたら身体を壊してして辞めてしまったのかもしれません。
実はオステオパシーの先生も徐々に効果が無くなってきて、結局「医療氣功」の治療を受けることになったのですが、氣功の理論を教わるうちに、東洋医学も深く勉強する必要に迫られました。
東洋医学を勉強していると、「肺」という臓の機能には「大腸」と連動して「衛氣」という身体のバリアーを司る機能があり、それが、皮膚を守っていることを知りました。
「肺」の機能が落ちると皮膚のバリア機能が低下し、湿疹などの皮膚疾患が起こるのです。
また、大腸とも連動してるため、肺の不調は便秘などが併発しやすいということを知りました。
そして、その大腸や肺に影響を与えるエネルギーの流れである「大腸経」の経絡は、なんと私が治療受けて調子が悪くなった上の大臼歯の当たりを通っていることを知りました。
つまり、歯の治療で氣を乱された結果25年以上も悩まされた症状が起こっていたのではないかと繋がったのです。
私は氣功治療をはじめは受けた後、自分で内氣功をおこない、さらに肺に良い冬虫夏草を飲むようになりました。すると湿疹は徐々に消え、お腹の調子もよくなってきたのです。
このようなことは皆さんに適応するとは限りませんが、4,000年の歴史が示している東洋医学の考え方は非常に筋が通っていると感じました。
