ブラケット装着位置の重要性
①ブラケットの装着位置
ブラケットの設計は非常に緻密で全ての歯が均等に噛み合う為に正確が装着が必須です。
装着位置が250μm狂うだけで歯の伸長反射*により顎が不安定に!治療が長引く原因に。
※伸長反射・・歯の接触で起こる開口反射
②ブラケットの正確な装着法は白須賀法*として2008年頃完成しました。
※白須賀法・・模型上でブラケット装着トレーを作り、口腔内に正確に装着する方法
当院内で白須賀法による装着トレーを作成し、正確なブラケット装着を行います。
手順(装着トレーの作成手順)
ブラケットを模型に仮装着
模型とレントゲンで歯の向きや位置を確認。
白須賀ゲージ* を使い250μmの精度で模型上にブラケットを正確な位置、高さに仮着け
※白須賀ゲージ・・ブラケット位置決め器具
透明シリコンでブラケットを覆いバイオスターでEVAの板を圧接、装着用トレーが完成。
患者さんの口に装着
白須賀法トレーでブラケットを装着します。
高い精度で装着可能な白須賀法ではブラケットの再装着の頻度と治療期間が減少します。
正確な装着で噛み合わせ、仕上がり共に良好で治療も効率化し患者さんの負担は軽減。