世界標準のユニットの感染対策
歯科治療はすべて全て外科手術であることを存知でしょうか?
治療中に触れる唾液や血液は全て感染源であり、歯科は厳格な感染対策が必要です。
当院のユニットは世界的に高い信頼を持つa-dec社製です。
a-dec社のユニットはアメリカで導入基準が最も厳しい軍用設備の歯科用ユニットで90%近いシェアーを持つ信頼性の高いユニットです。
a-dec社が長年の研究で作り上げた、世界標準の感染対策に対応し、効率を重視した4ハンドシステムの仕様をもつユニットは、世界中のハイレベルの治療を実践する歯科医にとって憧れの存在です。
感染対策として、患者さんの体液で汚染される場所には、専用の使い捨てカバーがかけられる仕様になっています。
アメリカでは、1980年代にタービン、エンジン、シリンジ用の水がカビで汚染される問題が明るみになりました。
a-dec社はボトルシステムを使い、ユニット内を流れる水を水道水からではなく、ボトルから無害で消毒能力のある水を供給することで解決しました。
移転前の当院では、日本で歯科の感染対策の問題が明るみになる前、1,996年に当時最新のa-dec社のユニットを導入し、ユニット周り、ライトハンドルにカバーをかけるなど厳しい感染対策を行ってきました。
2,000年には現在でも日本では導入例が少ないボトルシステムを採用し、治療用の水の管理を行うようにしました。
2,009年に現在の場所に移転し、4ハンドシステム用キャビネットに仕様変更し、感染対策のラッピング効率化とアメリカでは標準の自動バキューム洗浄システムを導入しました。