顎のズレと身体の歪

前後のズレ左右のズレ

複雑な顎のズレ


噛み合わせが狂うことで、下顎の位置がずれると身体に歪みが起こります。

 

顎関節は身体の中でも極めて特殊な関節で、下顎は歯の位置や高さで、まるで海に浮かぶ船のようにあらゆる方向に変位し、その移動様式は極めて複雑です。

 

そのズレを正しく分析し、治療によって理想的な位置に修正できると、身体の歪が治り、全身のバランスが整って最高のパフォーマンスを得ることができます。

 

当院で治療を受けられた患者さんのほぼ全ての方が、人生で今が一番調子が良いとおっしゃいます。

 

これは、

「正しい理論」で、

「正しくズレを診断し」、

「正しく治療を行え」

ば必ず効果が出ることを証明しています。


後ろにズレる

顎が後ろにずれている人の割合は最も高いです。

上の奥歯が低いと咬合平面が傾き(右図)、顎が後ろにズレます。顎が下がったことで出っ歯に見えますが、本当に上の前歯が出ているとは必ずしも言えません。

 

咬合平面・・上下歯列の噛み合わせ平面(青点線)

咬合平面が後ろ上がりの歯並びにはいくつかのパターンがあります。

(図1)

咬合平面が後ろ上がり、だと顎が後ろに移動して出っ歯に

出っ歯の場合上の奥歯が低く顎が後方に移動(黄)し上顎が突出(黄) する(骨格性異常は稀)


前後の顎の歪みが頸椎に波及

前傾姿勢になり、歪が頸椎、鎖骨、肩甲骨、そして全身へと広がり、全身の不調へと繋がります。

(図2)

顎がズレることでリバースネックに、舌骨、甲状軟骨のが前下方に移動、喉元が膨らむ

下顎は後ろ舌骨と甲状軟骨は下に頸椎ストレートネックもしくはリバースネックになります。

頸椎の歪みは自律神経系の不調の原因となります。

 喉元が膨らみ、二重顎になります。


太っていないのに二重顎だと、睡眠時無呼吸症候群、ひどいイビキ、歯軋りなどの原因になります。


顎が後退する原因には、不適切な歯科治療と、普段の生活のストレスによる緊張があります。


左右にズレる

不適切な根の治療、叢生(重なった歯並び)、敏感な体質の人に起こりやすい。

(図3)

奥歯の高さが左右で変わる、骨が歪むなどで左右の歪が起こる

正常(青)と比べ上顎骨と頸椎が歪む(黄)、下顎が移動(黄)目の大きさも左右差が!

顎の左右のズレがある場合、顎の構造上必ず前後のズレも起きています。


頭蓋骨が変形すると脳脊髄液の循環に異常が起こり、思考や五感の異常、めまいなどの原因となります。


全身が左右に傾く

顎が傾いたことで、胸骨、鎖骨、肩甲骨、肋骨が歪み、身体全体が傾き、不調の連鎖が!

(図4)

顎が左右にゆがむと、肩甲骨、鎖骨、胸骨が歪む

左右的な歪は頸椎をゆがめ、さらに胸椎、腰椎の並びに異常が波及し、腰痛、股関節の痛み、坐骨神経痛の原因となります。


複雑な顎の移動

前後と左右の歪が複合して起きているため、非常に複雑な歪みとなり、診断が難しい。

(図6)

顎が左右に歪むとき、ゆがんだ側の顎関節が上奥に入る

ズレた側の顎関節が上奥に入る(図は右の上の奥歯が低くなっている場合)

 上顎骨が歪んだことによって上顎の歯列が傾き、下顎の位置がずれてゆきます。

 

これらは上顎骨に溜まったストレスアンバランスな筋肉の緊張によって引き起こされます。


顎のズレを上から見たイラスト
実際の顎の移動はとても複雑であり、「顎の変形」と「歯の移動」「緊張による筋肉の収縮」が同時に起こるため、これら全ての影響考慮したうえで、顎を正しい位置に戻すことが必要なため、非常に難易度が高い治療になります。
(図6)
歪んだ側の顎関節が奥に入り、関節周囲の筋肉の緊張を強める

歪んだ側の顎関節が奥内側に、反対側は前外側に移動、ズレた側の顎周囲の筋肉が緊張し、収縮する。

これらの複雑な顎の位置変位によって筋肉に緊張が周りに波及し、頭蓋骨の変形や全身の骨格の歪がおこる。


奥歯の噛み合わせが低いことで起こる体調不良のメカニズムについて解説した動画

 当院は歯科治療で歪みをとるだけでなく歪みを起こす根本原因である緊張の発生を統合療法で解決します。

 

人の体質によって歪みやすい人と、そうでない人がいます。また陰陽のバランスが異なるため、歪みやすい場所が異なります。