歯科用ルーペ
当医院ではドクターはカールツァイスのコプルーペ、歯科衛生士はEyeMag Smartを使っています。
ブラックペアンをみて、歯科医として見逃せない細かい演出を見つけました。
手術のときに使うルーペですが、手術の際佐伯先生がほかのドクターとは違うルーペを使っているのに気がつきました。
佐伯先生が使っていたのはカールツァイス社製のEyeMag Smartでした。
他の先生が使っていたのはおそらくオーラルケアー社製のSurgitelだと思います。
当院にはどちらのルーペもあります。実は私はカールツアイス製のEyeMag PRO4.5倍を使っているのですが、これが重くてメインテナンスには辛いとのことで、歯科衛生士さんはSurgitelを使っていました。
その衛生士さんも退職し、新しく入った歯科衛生士さんはレンズが暗いとのことで、Surgitelよりやや重さのあるEyeMag Smartを購入しました。
実はカールツァイスのレンズは明るく色収差が少ないのです。
カールツァイス社は医療用のルーペや顕微鏡での歴史は古く、こだわりの強い先生は多少重くてもカールツァイス社のルーペを購入する傾向にあるようです。
左がEyeMag PROで、左下のようにたくさんの種類のレンズを使って色収差(中下で下側の写真が色収差でぼけてしまっている)を補正しています。EyeMag Smartの方がレンズが少なくシンプルな構造になっています。
これだけのレンズを使っても明るさが減らず、色収差が補正されているのがカールツァイス製の光学技術のすばらしさです。