出っ歯を気にされている方の多くが、実は下顎が奥に入っていたり、かみ合わせが低かったりしていることをご存じでしょうか?
見た目が気になって歯列矯正をしてもかみ合わせに高さが出たり、顎の位置が前に移動したりしない限り本当に治ったとは言えないのです。
この記事では、かみ合わせが低かったり、顎が奥に入ったりしていることで起こるトラブルについて解説します。
①.猫背
②.首の痛み
③.甲状腺機能亢進症、自律神経失調症
④.呼吸障害(息苦しい、睡眠時無呼吸症候群など)
①.猫背
猫背が全て歯が原因で起こるわけではありませんが、噛み合わせが奥に入っていると猫背になりやすくなります。
それが顎が奥に入ることで身体のバランスがとりずらくなる上、呼吸路が狭くなるために呼吸をしやすくするために顎を突き出した姿勢を取らなければならなくなるからです。
②.首の痛み
①.で猫背になってしまうと、頭の位置が自然と前に出てくるため、首の筋肉に過剰な負担がかかり、ちょっと何かするだけで首が固まりやすくなります。
首もすぐ痛くなるため、集中力が続かなくなります。
かみ合わせが低いと頸椎と頸椎の感覚が狭くなり、全体的に固まってきます。
③.甲状腺機能亢進症(自律神経失調症)
女性に多いバセドウ氏病や、自律神経失調症などは、噛み合わせが奥に入っていることでなっていることがあります。
心臓がドキドキしやすかったり、異常な発汗があったりした場合、噛み合わせを治すことで症状が明らかに改善したケースが意外に多いです。
また歯にも全身に対する反射区のような役割があり、例えば6番7番などの虫歯や根の治療を行うと、心臓に起きていた症状が収まることがあります。
④.呼吸障害(息苦しい、睡眠時無呼吸症候群など)
噛み合わせが奥に入っていると、呼吸路が圧迫されて呼吸がしずらくなります。これは睡眠時無呼吸症候群の原因にもなります。
顎を前に出すかみ合わせにしたり、かみ合わせを挙上することで改善することが多いです。