出っ歯を治すために歯を抜歯します。
前歯は後ろに、奥歯も少し前に移動します。E-line（エステティックライン）は改善しますが、奥歯が前に移動した結果噛み合わせが低くなります。
関節頭の位置が上に移動し、口腔内のスペースが狭くなった結果、舌の奥場所が無くなり、舌根沈下を起こし、舌骨と甲状軟骨が下に移動します。
その結果呼吸障害が起こり、呼吸の質が低下し、睡眠時無呼吸を起こしやすくなります。
口の中のスペースが狭くなり、舌が奥下に位置する様になり、呼吸路が閉塞します。
出っ歯の治療で抜歯はあくまでも最終手段で、機能を考えるとお勧めできない。
出っ歯の治療は大人になってからだと、骨自体が狭くなっているので非抜歯で一度の矯正治療で完治させるのは難しくなります。