装着位置の僅か250μmの狂いで歯の伸長反射が顎を不安定にし治療が終わらない原因に。
②ブラケットの正確な位置決め方法は白須賀先生が開発しました。
番町D.C.ではその方法を採用し、確実にブラケットの位置決めをし、インダイレクト法*(模型上でブラケットを確実に仮付けし、その位置を正確に歯に移し替えてゆく方法)で治療を行っています。
番町D.C.では白須賀先生から直伝されたインダイレクトテクニックを使って院長がブラケットを正確な位置づけるトレーを作成しています。
技工手順(インダイレクトトレーの作成)
ブラケット装着前に患者さまの歯の模型を採得、分離材を塗って模型を乾燥させます。
ゲージ(白須賀ゲージ・・下)を使って正確な位置にブラケットを模型上に糊で仮付けします。
上 白須賀ゲージ・・ブラケットを位置決めするための機器
歯の倒れとねじれを見分け、白須賀ゲージで正確な位置、高さを決めてゆきます。
何度もチェックした後、専用の透明シリコンとバイオスターを用いて「ブラケット装着用トレー」を製作します。
患者さんの口に装着します。
精度が高く装着された場合、ブラケットのつけ直しは殆どありません。治療時間、患者さんの負担が格段に減ります。
ブラケットを装着し、トレーを取り除きます。
ブラケットをいかに正確に装着するかで矯正の仕上がりがまったく違ってくるのです。
ブラケットの位置づけについてはこちらもご参照ください。
トレーを使わない「ダイレクト法」ではフリーハンドでブラケット装着を行いますが、非常に熟練が必要であることと、どうしても付け直しが多くなってしまうので、私の個人てき見解では治療の効率は下がるのではないかと思っています。