睡眠時に起こる呼吸障害で、噛み合わせや顎周囲と関係が深く誰にでもおこる疾患です。
①SASとは？
SASは、様々な原因で舌根沈下を起こすことで呼吸路が塞がれ、呼吸が止まることで起こり、悪化すると「心筋梗塞」や「脳梗塞」原因となる厄介な症状です。
出っ歯の呼吸路閉塞の例はこちら
②SASの原因
1.口の中が狭い(狭窄歯列弓、出っ歯で下顎が後退)
2.口と顎周りの緊張が強い
3.極度の肥満
SASの原因は上記の3つがありますが、日本人には3が少なく、ほとんどが1.と2.が原因と言われます。
③医科で行われる治療法
1.シーパップCPAP
2. 軟口蓋の切除
3.肥満の改善
これらの治療法のうち1.と2.は対症療法であり、1.ではマスク装着の違和感と装着後の跡が酷く、2.では手術時のリスクが高く、3.の肥満が原因の患者さんは日本人にあまりいないため、いずれも原因療法ではないと言えます。
④歯科で行われる治療法
1.マウスピースの装着
2.歯列矯正
1.は対症療法であるため、日本人にとって2.がベストの方法です。生理的に正しい下顎の位置で噛ませる歯列矯正を行えば、SAS原因である「口の中の狭さ」と「口と顎周りの緊張」の問題を同時に解決することができます。
治療法についてはこちら
補足
SASは睡眠時の筋肉の緊張も要因です。
噛み合わせが治り身体の歪みが整っても、気血のバランスが安定しないと、気が乱れ筋肉の緊張を起こし易くなります。
メインテナンスは汚れ除去だけでなく、邪気を取り除き、気血のバランスを整え易くします。
また当院では東洋医学の考え方を取りいれ、養生法として気血のバランスを安定させる体づくりの相談もお受けしております。
日々の体調管理として気血調整に必要な漢方薬や養生茶、薬膳、気血調整の方法について、アドバイスさせていただいております。
