「治療したはずなのに痛みが引かない」「すぐに再発してしまう」……。 実は、こうしたトラブルの多くは、治療中の**「感染対策の不備」**が深く関係しています。
これを生んでしまう原因に日本の現行の皆保険制度が深く関与しています。
不十分な感染対策と合わせ、利益が出ない保険診療の埋め合わせのため、歯科治療に最適ではない審美材料を勧めることで、問題が起こる原因を作っていることは否定できない事実です。
・虫歯治療・根管治療
虫歯の治療中に神経が露出(露髄)してしまった際、その場所が清潔に保たれているかどうかが、神経を残せるかどうかの分かれ目になります。
不十分な感染対策: 感染対策が不十分な環境では、神経が露出した瞬間に細菌が侵入するため、神経を保存することが難しく、抜髄に至るケースが多くなります。
※覆罩材・・神経を保護する材料、MTA などがある。
「神経を抜く」ということは、歯の寿命が半分になることを意味します。私たちは、歯を長く生かすために、神経の保存に最大限の配慮をしています。
すでに神経を失ってしまった後の「根管治療(根の治療)」においても、感染対策は成否を分ける最大の要因です。
特に奥歯(大臼歯)の治療において、**「ラバーダム防湿(ゴムの膜で唾液を遮断する処置)」**を行わずに治療を行うと、唾液中の細菌が根管内に次々と侵入してしまいます。
治療回数が重なるほど感染の機会は増え、結果として予後が悪くなり、最終的には抜歯を余儀なくされるリスクが高まります。
