並行模型では左右的なずれを診断することができないため、顎や骨格の異常を正しく診断できません。
前後的な歪の診断
正常な咬合平面の場合
上のイラストは、「咬合平面(噛み合わせの面)」が「正常」の状態を示したものです。
咬合平面の乱れは並行模型では診断することができません。
正常な咬合平面はフランクフルト平面※1が参考になります。この平面は理想的な咬合平面より約10度傾いています。
※1フランクフルト平面・・「眼窩下点(目の下の骨の縁)」と「耳珠上縁(耳の穴の入り口の上の端)」を結んだ平面です。
ハイアングルが起こす問題
上のイラストは、「咬合平面(噛み合わせの面)」が後ろに向かって上がっており、「ハイアングル」の状態を示したものです。
「並行模型」ではハイアングルがなぜ起きているのかを診断できません。半調節性咬合器で理想的な顎の位置で診断することで、歯の位置のどこに問題があるかをクリアにすることができるのです。
「後ろ上がり」の噛み合わせが招く全身への影響
咬合平面が後ろに上がっていると、下顎が後上方(のど側)へ押し込まれやすくなります。これにより、お口の中だけでなく全身に以下のような影響を及ぼす可能性があります。
・呼吸の質の低下:下顎が下がることで気道が狭まり、呼吸が浅くなる。
・ストレートネック:顎の位置のズレを補正しようとして頸椎が歪む。
・自律神経の乱れ:筋肉の緊張や姿勢の崩れが、神経系に負担をかける。
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