顎関節症と強い相関関係があると専門家も認めている骨格タイプに、「ハイアングル」があります。
ハイアングルとは、横から見た時に下顎のラインが急傾斜で、後ろ側に強く上がっているお顔立ちのことです。
このタイプの人は、構造的に下顎が奥(のど側)へ入り込みやすいため、顎関節に負担がかかり、顎関節症を発症するリスクが非常に高いのです。
左の女性はローアングル(ブラキオフェーシャル)タイプ、右の男性はハイアングル(ドリコフェーシャル)タイプの顔です。
顔を見てもだけでもどちらが健康的は分かります。
〜咬合平面とハイアングルの関係〜
顔のタイプと「ハイアングル」
歯科矯正の世界では、顔立ちや骨格のバランスを大きく2つのタイプに分類します。
a.ハイアングル(ドリコフェイシャル/長顔型)
・噛み合わせの面が「後ろ上がり」に急傾斜しているタイプ。
・お顔が上下に長く、顎のラインがシャープな方に多く見られます。
・歯科治療において、非常に精密な診断が必要となる難易度の高いケースです。
b.ローアングル(ブラキフェイシャル/短顔型)
・噛み合わせの面が「水平」に近いタイプ。
・顎の力が強く、エラが張って見える方に多く見られます。
ハイアングルの問題点
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「急な咬合平面」はリスク因子:
咬合平面が急傾斜(後ろ上がり)だと、下顎が後方に押し込まれやすくなり、顎関節円板のズレ(前方移位)と有意に関連があるという報告があります。
- ハイアングル特有の不安定さ:ハイアングルの人は下顎の骨(下顎枝)が短く、関節にかかる負担を逃がしにくい構造をしているため、顎関節症を発症しやすいと考えられています。
- 治療の難易度:
- ハイアングルの矯正治療では、単に歯を並べるだけでなく、顎関節への負担を減らすために「咬合平面の角度を調整(地面と平行に近づける)」することが治療の大きな目標となります。
ローアングルの問題点
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「噛み合わせが低いローアングル」はリスク因子:
ローアングルでも噛み合わせが低すぎると、噛む力が強くなりすぎ、歯が割れたり、歯軋りで削れたりします。
