MTA
歯の神経は刺激に弱く、細菌感染や歯を削る際に出る熱刺激などで簡単に炎症を起こし、痛みが出て神経を抜くことになってしまいます。
神経を抜かれた歯は、抜いていない歯と比べ寿命が半分程度になってしまうので、神経をできるだけ抜かない治療が求められます。
MTAとは深い虫歯や、神経が露出した歯でも、神経が残る可能性が高く、生体親和性も高い材料で、覆罩材と呼ばれる材料の中で最良のものだと思います。
虫歯を確実に取り除くためにはこのような神経保護剤が必要です。
多くの場合、抜髄(神経を抜くこと)を恐れて神経の近くの虫歯をに取くことができないことがありません。
アメリカでの検証では、MTAは神経が出たケースでも、治療前に炎症が起きていなければ92.5%で10年間神経を抜く必要がなかったことが分かっています。
当院でも、炎症がないケースでMTAを使って神経を抜くことに至ったケースはほどんどありません。
虫歯の治療とMTA
神経をできるだけ残すためには、ラバーダム防湿が必要になります。虫歯は思わぬところに隠れたりしているので、ミラーを使って入念に確認する必要があります。